TimewARP 2600 とか 其の二

というわけで、 ARP 2600 と TimewARP 2600 の二回目。

ARP 2600 はまだ人気なんでしょうか、 eBay あたりではオーバーホール済みの完動品だと 100 万円を超える値段であるようです(取引が成立しているかどうかは別として)。

Two Thousand Six Hundred (TTSH)

ARP 2600 のハードウェアのクローンとして Two Thousand Six Hundred (TTSH) があります。すでに製造中止 (元からそう出回ってなかった?) のようです。

以下は、最近 FACT Magazine でみた Soulwax のライブ動画。 TTSH の他に EMS Synthi AKS なども。

また以下は、 TTSH の組み立てキットを組み立てている様子。自分には無理だわー。

TTSH に関しては、こちらが公式ページになるのかな?
http://thehumancomparator.net/wordpress/instructions-ttsh/

TimewARP 2600

一方 TimewARP 2600 ですが、その紹介ページにはこのように書かれています。
This is the only ARP 2600 emulation product endorsed by its creator, Alan R. Pearlman.
また、 TimewARP 2600 のマニュアルは、オリジナルの ARP 2600 のマニュアルの著者である Jim Michmerhuizen が書いています。オリジナルのマニュアル同様、音の原理的な話が多めで、 55 ページのマニュアルうち 16 ページほど占めています。オリジナルのマニュアルでは、ここのモジュールの解説の中にもこの手の話が散らばってますが。

ともあれ、そんなこんなで、 ARP 2600 の正統な(?)後継っぽい感じのソフトウェア・シンセサイザーではあります。

なんですが、いまいち不遇な感じ。今は Way Out Ware では販売されていなくて SONiVOX に委託されているようです。過去には M-Audio から出てたこともあるようで、検索すると M-Audio の名前が入った日本語マニュアルなんていうのも出てきます。

TimewARP 2600 自体は ARP 2600 の完全なクローンを目指したものではないようで、機能の追加や変更もみられます。ポリフォニックにできたり、 VCO に波形が追加されていたり、平均律を含めて十六種類のマイクロ・チューニングがプリセットされていたりとか。


その他、オリジナルのマニュアルによると VCO 2 のサイン波と三角波は逆位相になっているとあったのですが、 TimewARP 2600 では異なっていたり。
TimewARP 2600 のサイン波と三角波

この三角波の波形が妙に綺麗すぎるのは、ちょっと気になったりもしますが。

まぁそんな感じで改良版ってのを目指しているのかも。

コメント

  1. I am very impressed with your post because this post is very beneficial for me and provide a new knowledge to me

    Waves 11 Full Bundle for Windows
    KORG Legacy Crack

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